【カンボジアの絶景】6日目 アンコールワット
アンコールワット
タイに入国するのにビザはいりませんが、カンボジアは観光ビザが2000円かかります。
このアンコールワットは、カンボジアの国旗にも描かれており、この国のまさに象徴です。
遺跡への入場は、顔写真入りの入場券が別に一日20ドル。これをなくすと、どれだけ言っても遺跡には入れてくれません。
現地のガイドさんが案内してくれます。
ガイドさん曰く、「アンコールワットは、1992年に世界遺産に登録されましたクメール建築の最高傑作です。世界遺産に登録されたから、アンコールワットはカンボジアのものではありません。世界中のみんなの宝物です。」
ちなみに、タイの有名人や政治家が、「アンコールワットは自分たちのもの。」と発言して、カンボジアと、よくけんかをしています。
アンコール遺跡群は、内戦による破壊や略奪により、1992年に世界遺産に登録されると同時に危機遺産に登録されました。しかしその後、日本やフランスの積極的な修復支援が行われ、2004年に危機遺産から解除されています。
中でも面白いのが、日本からの修復には、政府と上智大学が関わっていることです。遺跡の中に上智大学の名前が入ったプレートがあると聞きましたが、見つけることはできませんでした。現在でも、写真の通り修復作業が進められています。
遺跡に入るとすぐに、カタコトの日本語を話す子供たちが「1枚、2枚、3枚で1ドル。お兄さん、安いよ~」と寄ってきます。カンボジアの平均月収は、20ドル~30ドル。1ドルは決して安くありません。ひとりでも買っていけば、もうその日の仕事は達成。
かといって、子供たちが必死におねだりしてくるかといえばそうではなく、もし良かったらちょうだいな、といった感じでした。
これは僕の感想ですが、カンボジアの子供たちは、思っているよりも貧しい暮らしをしていませんでした。
ポルポト政権による虐殺で知識層が殺され、確かに高齢者を見る機会はとても少なかった。
カンボジアの発展が遅れている理由にも、虐殺の影響が少なくないと現地の人は話します。
それでも、寄ってくる子供たちはみんな元気で、どこか温かいのです。
この子供たちが、将来のカンボジアを担うのかと思いながら、元気に走り回る姿を見ていました。