【ネパールの絶景】 サランコットで見たヒマラヤの朝
サランコットの丘
3月も後半になると、ポカラの気候はあまりよくありません。僕が現地についてからも、ずっと曇り空で、残念ながら日中は標高差7000mの雄大なヒマラヤを見ることは出来ませんでした。
朝方は、比較的雲がうすく、山を見るには絶好の機会です。前日お世話になったドライバーに、ホテルには内緒で、朝陽の見える丘まで連れて行ってもらいました。
まだ陽が昇る前のヒマラヤ、尖っているのがマチャプチャレ、そのよこがアンナプルナです。なんとか山の輪郭だけは見えています。
徐々に東の空が明るくなっていく。
太陽の光が、山の斜面の雪に反射し、美しく光ります。
太陽が山の谷間から姿をみせました。
日の出から少しして
この時、サランコットの丘で、歓声と拍手がおこったことを、この写真を見ている人に伝えるのはとても難しいことです。
僕はめったに経験しないのですが、この景色を見た時に、全身がしびれる感覚をおぼえました。タージマハルも、ガンジス河も、とても美しいです。でも今回の旅で、僕が一番感動したのは、天候のあまりよくない、ポカラの町でみた、このヒマラヤの朝陽が照らす姿でした。
ポカラ
この日、ポカラから出発するまでを、ゆっくりとレイクサイドで過ごしました。
僕が、いまの目標をかなえて、少しでも母親に親孝行ができたとき、僕はネパールに、このポカラに母を連れてきて、あの美しいヒマラヤを見せたい。インドに行くと世界観が、価値観が変わるなんて言われるけれど、僕にとって大きく変わったものはありません。ひとつこの旅で変わったことを挙げるとすれば、目標を達成した後の夢ができて、とにかく頑張ろうと思えたことでしょう。
目標があって、さらにその先の夢を見据えて行動できることは、とても幸せなことです。