【ネパール】15日目 ナガルコット
カトマンズからナガルコットへ
ポカラからカトマンズに帰ってきて、その足でナガルコットまで行き、有名な雲海リゾートで一泊しました。
ポカラ~カトマンズのフライトで見たヒマラヤ
カトマンズからナガルコットへの道
インドもネパールも、道路の舗装はよくないのですが、現地で実際車に乗っているとなんとも思わなくなります。ところが、道がきれいになると逆に違和感を感じ、前を見ると、こんな看板がありました。道理で綺麗なわけです!
ナガルコットに向かう道中にバクタプル、パタンという有名な観光地があるのですが、帰りに寄ることにしました。
写真はネパールの代表的な風景とも言える棚田です。とくにナガルコットへはジグザグの山道を走るため、窓から外を見ると、とても綺麗な棚田を見ることができます。
雲海リゾート
ナガルコットはあいにくの曇り、ヒマラヤどころか、山ひとつ見ることができません。どうやら雲海の中にいたようです。雲海リゾートの食事はかなり割高で、周りにはなにもないのですが、すぐ横に一軒だけ山小屋のような場所があり、そこでご飯を食べました。中にいるのは、みんなカトマンズから来たネパール人で、よそ者の僕にとても陽気に接してくれます。お料理も美味しいし安い。
ナガルコットではきっちり毎日2時間程度の停電があり、自家発電を持たない雲海リゾートでは、部屋にろうそくが常備されていました。停電の時間はあらかじめ分かっていて、聞くと教えてもらえるので、その時間を避けて携帯やカメラの充電をします。
日本から予約を取るときは、前後の日程が埋まっていたのですが、この日は日本人観光客を2組しか見ませんでした。夜、屋上に上がると、そのうちの一人の女性が星空を眺めています。その人は先生をされていて、今回は教え子に連れてきてもらったと言います。一日もヒマラヤを見ることができなくて、延泊して3泊目、「明日がラストチャンスだけど、今日は星が綺麗だから明日こそ見れるかも知れませんね。」と話されていました。
結局、翌朝も曇でヒマラヤを見ることは出来ませんでした。先生は残念そうでしたが、「必ずまた来ます。」と言ってホテルを出ていきました。ぼくも、またチャレンジしたい。こんな時、いくらでも時間のあるバックパッカーは羨ましいなおもいます。
昨日のニュースで、ネパールの国内線小型機が墜落し、乗客15人の方が犠牲になりました。ちょうど事故のあった航空会社、アグニ・エアーは、僕がネパール国内の移動で5回ほど乗ったところでした。
以前の記事ではあえて触れなかったのですが、ヒマラヤのマウンテンフライトでも、昨年2011年9月25日にブッダ・エアーが墜落し、日本人の方1名を含む乗員19名全員が亡くなる事故がありました。
もちろん事故については知っていて、実際に乗るかどうかもかなり悩んだのですが、ネパールに仕事でよく行かれる方とお話をしていると、「マウンテンフライトは、ネパール国内では安全なフライトとされていて、何十年も前から毎日運行しているうちの一回の事故」と聞き、乗ることに決めました。
今回の事故では、改めて考えさせられるところが多々あります。犠牲者の方にご冥福をお祈りします。